EMILIO PUCCI

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エミリオ・プッチ

FALL WINTER 2016/2017

スポーツへの情熱。速さ。ダイナミズム。 ジオメトリックプリントの交わりが、都会的なスピードに乗って過去と未来をつなぎます。スリム・アーロンズによるジェットセットスタイルが現代に蘇ります。 Pucciらしさは加速し、自由なボディと自由なジェスチャーが加わります。まるでスキーへ、火星へ行くような、気軽なルック。表面、テクスチャー、ラインを重視しています。ルックは、決定的であり速く。 プロポーションには遊び心があります。BIG:たっぷりとしたコート、覆うようなダウン、クロップドブルゾン、アーガイル編みシープスキン、マスキュリンなブレザー。

BODY-CON:ジッパー付のレギンス、プントローマジャンプスーツ。 新しいコクーントップスがTシャツとして登場します。セカンドスキンジャンプスーツとオーバーサイズのスキージャンパー。 プリント:アルペンの景色、月面、進化したアーカイブプリント。 フルカラー。フルパターン。 不完全へのヒント:写真を複写したオールオーバープリント、しわのあるベルベット、荒くカットされたプリントシルク。 スポーティなバンドがシルエットを明確にすると共に、加速させます。パッチワークがプリーツスカートに動きを与えます。 マウンテンブーツを合わせて。 自由な気持ちで過去に敬意を払い、Pucciはしっかりと今を見つめ加速します。

  

BRAND HISTORY

1914年、フィレンツェで最も歴史と格式のある貴族に生まれたバルセント侯爵エミリオ・プッチは、 1950年代にその先見性でファッション界に革命を起し、その衝撃は今なお続いています。当時のファッション界に前例の無い過激で大胆な柄を発表し、 それに魅了された世界中のファッション関係者に「プリントの王子」と呼ばれるまでになりました。 この時に与えた衝撃こそが、今なお語り継がれるプッチの伝説となっています。

  • Chapter01
    はじまり
  • Chapter02
    革命的デザイン
  • Chapter03
    色彩のマジシャン
  • Chapter04
    プリントの王子
  • Chapter05
    新素材
  • Chapter06
    アメリカの征服
  • Chapter07
    スペシャル・プロジェクト
  • Chapter08
    現在
  • Chapter01

     

    1914年、フィレンツェで最も歴史と格式のある貴族に生まれたバルセント 侯爵エミリオ・プッチは、1950年代にその先見性でファッション界に革命を起し、 その衝撃は今なお続いています。 当時のファッション界に前例の無い過激で大胆な柄を発表し、 それに魅了された世界中のファッション関係者に「プリントの王子」と呼ばれるまでになりました。 この時に与えた衝撃こそが、今なお語り継がれるプッチの伝説となっています。


  • Chapter02

     

    プッチのデザインが華々しく世に出る以前、女性たちは重いパッドやコルセット、 ペティコートを多用した自由の効かない硬い洋服を身に着け、 不自然な形で身体を締め付けられていました。 同じ時代にいながらにしてプッチはそれとは逆の発想で、女性たちの生活に自由な動きを与えました。 彼の洋服は、シンプルなデザインのドレスや身体の自然な曲線にふんわりとまとわりつくような自由な流れと セクシーさを持ち合わせていました。プッチはデザインの中でクチュールの雰囲気を持ち合わせつつも、 重量感や何層ものレイヤーなどをすべて取り除き、オートクチュールの制作にかかるコストを大幅に削減することに 成功しました。また、プッチはトータルコーディネーションを提案し(ドレス、下着、リネン類、ハンドバッグ、 香水からカーペットまで)、広く消費者にデザイナーの商品を手に取るきっかけを作り、幅広い人々に愛されるに 至りました。


  • Chapter03

     

    地中海の自然な風景やエキゾチックな文化に触発され、プッチは自身のデザインに鮮やかで発色の良い色を多用しました。 レモンイエロー、ブーゲンビリアピンク、フロステッドライラック、アズールブルー、アーモンドグリーンなど の洗練された色の組み合わせはプッチデザインの特徴です。この色彩の効果はうっとりと美しくそして生き生き としており、ファッション界の新しいムードにまさに当てはまりました。プッチの色の組み合わせは、 ひと目でそれとわかるエネルギーを発しており、洋服自体は比較的シンプルなデザインでありながらメッセージ性 を十分に備えています。


  • Chapter04
    プリントの王子

     

    グラフィカルで抽象的なデザインと色彩が万華鏡の中を覗いたように渦を巻いている柄。 このプッチの代表作とも言えるプリントは、1950年代に製作されました。法則性のある幾何学模様は現代アートを模倣したものですが、 シチリアのモザイクやシエナのパリオ競馬の紋章のついた旗、バリのバティック、アフリカンモチーフなど、生活の中にある自然な光景から得たものが彼の創作の ベースとなっています。このような、目の錯覚に訴えるデザインと洋服との組み合わせは当時まったく前例がなくオリジナルなものでした。すべてのプッチプリント にはデザイナーの名前「エミリオ」と小さな直筆のマークが記されており、 デザイナーの誕生以来ロゴとして使用されています。


  • Chapter05

     

    イタリアの優秀なテキスタイル製造会社とともに、プッチは自由に動けるストレッチ素材の研究を進め、洋服部門のテキスタイル開発に革命をもたらしました。1950年代当時、市場の大部分を占めていた重くて硬い素材の使用は避け、プッチは独自のシルクストレッチジャージーとコットンジャージーの素材開発に成功しました。その両方の素材が、徹底的な技術研究のおかげで、軽くて皺になる心配もない、モダンで旅に適した洋服を生み、プッチをファッション界の先駆者にしたのです。


  • Chapter06

     

    1951年、プッチはフィレンツェにて自身のコレクションを海外プレスやバイヤーに紹介し始めました。たちまち、その大胆な色使いやシンプルで着こなしやすいデザインが人々に愛され、サックス・フィフス・アヴェニューやニーマンマーカスなどアメリカの大手デパートの間でも称賛を浴びました。簡単に着られてしかもエレガント、日中から夜の華やかな時間帯にも対応でき、飛行機から海辺でのパーティーにも着られる、そんな特徴が時代にマッチし、裕福なジェットセッターたちの豪華な生活に見事に当てはまりました。1960年代から70年代にかけて、プッチブランドはアメリカの富裕層のおしゃれな女性に急速に人気を博しました。


  • Chapter07

     

    プッチは彼のデザインセンスをファッション以外の幅広いプロジェクトでも発揮しました。例えば、ブラニフ国際航空の客室乗務員用に近未来的な制服(ヘルメット、ブーツ、ビキニ、傘など)をデザインし、他にも、アポロ15号のロゴや、スプリングミルズのバスタオル、カンタス航空のピューメプリント、リンカーン コンチネンタル車の内装を手掛けました。また最近ではカッペリーニやヴーヴ・クリコとのコラボレーションなどがあげられます。


  • Chapter08

     

    1990年初頭、プッチプリントは再び脚光を浴び始めました。プッチブランドに対する熱い想いが世界中で再燃すると同時に、プッチの娘であるラウドミア・プッチが父の仕事を引き継ぎました。2000年4月、LVMHが67%の株を保有し、プッチブランドはその傘下に入りました。わずか数年のうちに世界中にブティックをオープンし(2008年11月現在で世界中に50店舗)、世界的なファッションシーンに再びその存在感をアピールしています。本社はイタリアフィレンツェに構えています。 またこれまでにクリスチャン・ラクロワや、マシュー・ウィリアムソンといった才能あるデザイナーたちが、エミリオ・プッチのユニークなスタイルに新しい解釈を与えるコレクションを発表し、このメゾンには常にクリエイティブな活気が満ちています。2008年10月からは、新たにピーター・デュンダスがクリエイティブ・ディレクターに就任し、すべてのエミリオ・プッチのコレクションを手掛けています。